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医薬品の通信販売

ちょっと前まで楽天で買い物をすると必ず社長の顔が出てきて鬱陶しかった。
来月から施行される薬事法の改正により、買えるものが極端に減ってしまうため、施行反対の署名(といってもクリックするだけの署名とは思えないものだ)をするように促していたからである。

薬には病院で処方箋もらわないと手に入らない医療用医薬品と、誰でも薬局で買える一般用医薬品(OTC医薬品ともいう)があって、これまで通信販売に関する規制がなかったので誰でもインターネットや電話で薬を届けてもらうことが出来た。
まぁ誰でも買うことが出来るのは便利で歓迎したい所なのだが、これがいくらでも買うことが出来てしまうのが問題だ。もちろん、実店舗でも複数の店で分けて買えばたくさん手に入るが、これがものの数分で大量に家に届いてしまうのである。いくら作用が緩和な薬だって一度に大量に使えば事故が起こりかねない。

で、これではいかんというので法律が改正された。
まず一般用医薬品を第1類、第2類、第3類の3種類に分けた。
第1類は平たく言えば使い方に注意が必要なもの。有名どころだとガスター10とかリアップとか。
第2類は第1類以外のほとんどの薬。
第3類は法律上第1、第2以外ってあるけどビタミン剤とか。

そして来月から実店舗では薬剤師がいないと第1類が買えなくなり、ネットや電話では第3類しか買えなくなってしまう。第1類はそんなに種類が多くないのでおいといたとしても、第2類が買えないというのではネット販売の業者にとっては大幅な売り上げ減となってしまう。それで楽天が先頭を切って反対してたのだった。

確かに完全にそうしてしまうと、離島など通販以外に代替手段がないと困る所もある。
ということで、昨日、特例として2年間は、今現在継続して服用している薬があってその履歴が残っている場合と、通販以外の購入が困難な離島住民に限り第2類も通販でも買えるという案が出てきた。
なんか2年間というのがこの前の高速道路1000円みたいでアレなんだけど。

ここからは個人的な意見。
売ってもいいと思うんですよ。ちゃんと売った側の責任が問えるのであれば。
ただ、数百万人?の目につく一方で、トラブルが起こっても仕方のない簡単な購入システムを野放しにしておいて、何かあっても責任取りませんと言わんばかりのショッピングモールで売るのは勘弁してくれ。

いやま、そのままのシステムでもいいんだけど、賠償責任はちゃんと取りなさいよというだけの話。
複数の店の購入履歴を把握できる立場にあるんだから(偽名使っても届け先だけはそうそう変えられないし)、知らんぷりせずに常軌を逸した注文は水際で食い止めるシステムを作ればいいと思うんだけどなぁ。

そこを議論せずにユーザーのためを思って法律に反対してるとか白々しいわ。

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