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ビクター:国内家庭用テレビから撤退 価格競争に敗れ

ビクター:国内家庭用テレビから撤退 価格競争に敗れ(ソース:毎日新聞)

テレビ事業から撤退ってわけじゃなくて、国内の、家庭用だけってことらしいけど。
しかも、大手量販店向けから撤退するだけで、映像機器専門店みたいな所で売っていくらしいので、完全撤退ってわけでもなさそうなんだけど、マランツとかと同じようなスタンスになるのかな。
それにしても、そもそも社名からして勝つことを義務づけられているというか、新聞に「敗れ」なんて書かれるのは一番屈辱かも知れない。技術力はあったんだろうけど、売り方が下手だったのかなぁ。

今時の家電製品って、いや、家電に限らないけど、いくらいいもの作っても売るための仕掛けを作らないと売れてないような気がする。で、仕掛けを作ることが出来ない会社はただひたすら身を削って安く売るしかない。ビクターは残念ながら後者だったんだろうなぁ。
特に「持ってると(使ってると)格好悪い」とか思われたら最悪だよなぁ。個人的にはアクオス以前のシャープがそんな感じだったと思う。今使ってるブラウン管テレビがその頃のシャープ製なんだけど。
確かに安かった。

でも、今の薄型テレビに関して言えば、単純に良いもの作っても売れない要素が他にあったからだと思う。
端的に言えば、今すぐ買い換える必要のないものを無理矢理買わせようとしたから。これに尽きるんではないの?
車もそうだけど、残価設定型ローン/リースとか、もろ数年おきに買い換えること前提の売り方だし。
買い換える必要ないのに無理して売ろうとしても売れないでしょ。
実は今住んでいる地域はまだ地上波デジタル放送が正式に受信できる地域ではない。まだ始まってないんですよ。それでも今買うかって、買わないでしょう、常識で考えて。地域的には受信エリアでも映らないって話も聞くし。それに、なんぼ薄型っていっても、みんな大画面TVを置く空間があるわけないし。大画面にしないとハイビジョンの意味がないのもわかるけどさ。

てなわけでうちにはまだ薄型大画面テレビというものはない。
そのうち買うかも知れないが、その頃にはビクター製は売ってないかもしれないって事ね…とほほ。

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コメント

北米地域ではフィリップスが撤退します。
在庫はみんなフナイが引き取って販売、その後はフナイのテレビに
フィリップスのロゴをつけてフナイが売るそうです。
(ややこしい。フィリップスはロゴ使用料をもらうわけ)
全世界的に「選択と集中」をしないと生き残れないのですね。
あと、日本のハイビジョンは(例のごとく)全世界標準ではないので
携帯電話と同じく、日本市場を見て商売するのが得策かという議論
もあります。
βとVHSの話から、DVD(-R/RW,+R/RW)とか無線LANとか規格の
統一化はなかなかうまくいっていないようです。
一般消費者としては困る限りです。

投稿: ぼてねこ | 2008.04.26 02:06

フィリップスがTV売ってたことすら知らなかったっす。
フナイと言えば前にDXアンテナブランドの製品があったことをここに書いたような気がしますが、またフナイ製の別ブランド品ができるわけですね。

選択と集中…私にも割と身近な話題だったりしますが、
どこの業界も同じなんでしょうか。
今の仕事いつまで続けていられるんだろう…

投稿: KDP | 2008.04.26 02:15

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